4/12　PFAS（ぴーふぁす）議論

相場情報

2023/04/12 相場情報

LME銅建値計算値　124万　NY銅建値計算値　124万

LME銅セツル 8837.5ドル(ドル)

LMEカーブ　 8854.5ドル(ドル）

LMEアルミ　 2268ドル(ドル)

LMEニッケル 22850ドル(ドル)

LME亜鉛　　 2784ドル(ドル)

LME鉛　　 2121ドル(ドル)

TTS　　　 134.48円()　　

原油　　　　　81.53ドル（+1.79＄/b1bl）

銅・アルミ・ステンレス・特殊金属・電線・真鍮・砲金などの非鉄金属が好物です！！
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おはようございます。

昨日、関東鉄源入札が行われて即日東鉄が値段下げました。ちなみに地場メーカーの当日下げ幅は東鉄よりは少なかったですが、どのみちまだ下げ余地はあります。

個人的には流札すると思ってましたので、まだ底が見えただけいいのかもしれませんね。

流札なんかしてたら3000円とか普通に下がってたかも。

何もかも売りづらくなっております。

日経新聞からフィナンシャルタイムズの記事

1987年、特定フロンを規制する国際的な環境条約が採択された。採択前、産業界は経済に深刻な影響が及ぶと警告した。それから36年、オゾン層破壊物質の99%は使われなくなり、オゾン層は回復しつつある。

米ミシガン州のダムにできたPFASの泡。PFASはなかなか分解されず、環境や人体に蓄積され、発がん性なども指摘されている=ロイター

今、有機フッ素化合物（PFAS）を巡って似た議論が起きている。今回もハッピーエンドになるかどうかは産業界の対応にかかっている。

欧州は3月下旬、1万種類にも上るPFASの製造や使用の段階的な禁止について市民から意見公募を始めた。

炭素にフッ素が結合したPFASは水や油をはじき熱にも強い。調理器具や化粧品、電池、半導体、医療機器など幅広い製品に使われている。

用途が広がるにつれ、専門家は健康面への影響を強く懸念するようになった。「フォーエバーケミカル（永遠に残る化学物質）」とも呼ばれるだけに、なかなか分解されず、環境や人体に蓄積される。発がん性など健康への悪影響も指摘されている。

欧州連合（EU）の方針に猛反発しているのが化学業界だ。あらゆるPFASを有害と見なす規制案はグローバル経済の成長を脅かし、グリーン経済への移行を阻み、多くの雇用を危うくすると批判している。規制案をつぶすためにロビー活動を強化するよう化学企業に助言する法律事務所も現れた。

想定内だが見当違いの反応だ。国際的な規制強化の流れは変わらない。PFASのうち最も毒性が強い2種類は国連条約で既に廃絶が決まった。EUより対象を絞っているが、米国でも約30州が規制を導入済みか検討中だ。

企業は積極的に関連情報の公開を

企業の動きは分かれている。米素材大手のスリーエムは2022年、ベルギー工場のPFAS汚染で現地に5億8100万ドル（約760億円）の和解金を支払った。同社はPFASの大手メーカーだが、25年末までにPFASの生産と使用を全廃すると発表した。

一方、米デュポンから分離した米ケマーズなどは、半導体業界向けなどにPFASの製造設備を新設している。

代替物質が見つけにくいものもあるため、規制という圧力がなければメーカーやユーザーが自ら代替品の手当てに動くとは考えづらい。産業界は何十年も前から、一部のPFASの有害性を認識していた。にもかかわらず、それらはいまだに使われ、環境に蓄積され続けている。

EUの規制が導入されるのはまだ先で、それまでにはきっと修正も加えられるだろう。とはいえ産業界が最善の結果を得るには、社会で生じている懸念に積極的に対処する必要がある。

企業はPFASに関する情報をもっと公開しなければならない。外部機関が認定した安全性評価や代替品への投資状況も明らかにすべきだ。脱PFASの取り組みは脱フロンより難しい。しかし当時の経験から、産業界には不可能にみえることでも達成する力があることが証明された。それを成し遂げた企業は豊富なビジネスチャンスをつかむことができる。